東京・銀座にてペン字・筆ペン・書道教室を
開いています。
美文字講師の
藤倉 千裕(ふじくら ちひろ)です。
【ひらがな字の成り立ち ら り】
ひらがなの【ら】→【良】です。
奈良県の「良」から「ら」ができました。
「良」は漢音で「りょう」と読みますが、呉音では「ろう」と読みます。
「狼/おおかみ」や「浪/なみ」が「ろう」と読めるのも、つくりの「良」が〝ろう〟と読めるからです。
そして、歴史的仮名遣いでは「ろう」という音を〝らう〟と書きました。
ひらがなの【り】→【利】です。
ひらがなとカタカナの「り・リ」は、「利」からできました。
形もよく似ていますよね!
しかし、ひらがな・カタカナの「へ」の成り立ちとは異なります。(「へ」はひらがな・カタカナ「部」の右側が「へ」になりました)
つまり、カタカナは右側のりっとうを用いたものですが、ひらがなは〝利〟全体をくずし書きしてできました。
このことから、ひらがな「り」は左側を高くして左右つづけて書く。が正しのかもしれません。
〝ひらがなとカタカナ、元の漢字は同じ「り」でも、成り立ちは異なる〟でした。
~品格と日常生活で役立つ美文字レッスン~
東京・銀座の書道ペン字筆ペン教室 美千(びせん)
藤倉千裕